高江・辺野古の闘いに「過度な権力行使」と国連人権高等弁務官事務所が批判の報告

2017年6月6日

5月30日、標記の事務所は、日本を調査した言論と表現の自由に関する特別報告者デービッド・ケイ氏による対日調査報告書を公開しました。内容は、辺野古新基地建設や北部訓練場ヘリパッド建設などに抗議した市民を逮捕、5ヶ月間も長期拘留したことなどが中心になっています。また、日本政府に対して、①抗議行動に不釣り合いな制限が加えられている。②裁判なしで5ヶ月間拘束したのは不適切で、表現の自由に対する萎縮効果を懸念すると指摘しています。
 この報告書は6月12日の第35回人権理事会本会議でケイ氏により発表されることになっています。長期拘留をされた当の本人、山城議長もこの人権理事会で沖縄の基地問題と人権状況について訴えるための準備をしています。
 日本政府は、警察の過剰な強制力を用いたことは一度もないなどと反論していますが、ケイ氏ら3人の専門家と1機関は、この件で2月にも政府に文書を送付しています。国連をごまかすことはできません。
 現場から表現の自由と人権が侵害されている実態を報告します。先週の機動隊の暴力は目に余るものがありました。6月2日には、工事用車両搬入の際に、ゲート前においてたて続けに2件の暴行によって、救急車の出動を要請することになりました。男性は排除された際に、心臓を強打され、倒れ込み、仲間の看護師さんに診てもらいましたが、意識が朦朧としているため。もうひとりは女性で、囲い込みの場所に監禁される際に、機動隊に背中を強く押されて倒れ、頭から出血して、意識不明の状態で名護市内の病院に入院しました。診断によれば、頭部骨折、急性硬膜下血腫、脳挫傷などで、7日間は集中治療室で治療するという重傷でした。男性は夕刻には那覇市の自宅に自力で帰宅されましたが、女性は東京練馬区からご主人と2人で座り込みに参加されていました。仲間が怪我をするほどの公の権力の暴行には、警察に訴えても相手にされることはありません。今回の事件も警察官が突き倒したにも関わらず、何ら問題がないという始末です。
 人権侵害というならば、炎天下、気温も40度を超えるのにも関わらず、40分から60分間も囲い込み、拘束しているのです。こんな長時間閉じ込めると病人が出るではないかと抗議しても、素知らぬ顔です。逮捕についても、近頃は交通課の警察官までが出張り、1日には、道路交通違反だとして仲間を逮捕するなど、弾圧はますますエスカレートしています。
 表現の自由について報告するなら、内閣府の警告もたびたびです。「警視庁機動隊、海保の暴力を許すな!」の横断幕は、機動隊によって強制的にはぎとられたことも何度もあります。
 我々は現場において、体感で、表現の自由の侵害だ、人権を無視するなと、連日、抗議しています。
 権力による人権・表現の自由を侵害することは許さない。強く、強く安倍政権に抗議する。

沖縄だより NO.23

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