翁長県知事、山城議長ら ノーベル平和賞にノミネート

2018年5月24日

 今年のノーベル平和賞は、米朝会談が実現されれば、米国トランプ大統領と北朝鮮の金委員長に送られるかもしれないと報道もされていました。
 ここ沖縄においては、ノルウェーのノーベル平和賞委員会から翁長県知事と山城議長ら8人と2団体が平和賞にノミネートされたことが話題になっています。
推薦された人々と団体
 沖縄県知事翁長雄志さん、沖縄平和運動センター議長山城博治さん、沖縄国際大学名誉教授石原昌家さん、元読谷村長山内徳信さん、戦没者遺骨収集ボランティア「ガマファー」の具志堅隆松さん、辺野古新基地建設に反対する島袋文子さん、元白梅学徒隊の中山きくさん。わびあいの里(伊江村)、ひめゆり平和祈念館(糸満市)
 沖縄の人びとは、鉄の暴風と呼ばれる戦争を体験され、12万人を超える県民が殺され、戦争絶対反対が今も脈々と受け継がれています。戦後の米軍占領下においては、銃剣とブルドーザーで土地を奪われ、空からは戦闘機が落ち、少女が米兵にレイプされ、殺されるなど苦渋に満ちた歴史を歩み、この73年間は「平和のための闘い」であったと思います。ノーベル委員会はこの平和への闘いを評価し、今年の平和賞を沖縄県民に送るよう強く望みます。
 沖縄の近況
➀伊江島の村長が猛反対しているにもかかわらず、車両と兵士をパラシュート降下させる危険な訓練が5月22日に強行されました。伊江島でのパラシュート降下訓練は2000年1月からたびたびおこなわれています。嘉手納基地内、津堅島海域でも同様で、米軍は地域の反対する住民をあざ笑うように訓練を強行し続けています。
 1965年読谷村で、小学校5年生の少女が落下したトレーラーの下敷きになって死亡した事件があり、県民は「降下訓練」には敏感に反応します。米軍よ、米国本土で訓練を行え!沖縄から出ていけ!
➁沖縄県外のみなさん、今時「空襲警報」と聞いてどう思いますか?昨年12月普天間第二小学校の校庭に、米軍大型ヘリの窓が落下した事件はご記憶だと思います。学校は今でも、上空にヘリが飛行するたびに、運動場から児童を避難させています。2月から3月まで216回、新学期の4月から5月19日まで146回、避難行動が行われているのです。運動場に配置された監視員から拡声器で促され、体育の授業を中断して、走って校舎に駆け込む児童の姿を想像できますか。こんな学校がほかにどこにありますか。まったく信じられない実態です。「空襲警報」がない平和な空を一日も早く取り戻したいです。
➂沖縄の地元2紙は、新基地建設を止めるのは「撤回」か「県民投票」か、それぞれの意見や行動が報じられています。5月23日には埋め立て工事の賛否を問う県民投票の実施を目指す「辺野古県民投票の会」が正式に署名活動を開始しています。政党や市民団体の態度が不明ですが、県民12万人以上の署名が必要とされています。どうなるのか注目しています。

沖縄だよりNo.57(PDF)

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