県民の命を守るために 日米地位協定を改定しろ!

2018年6月11日

 米空軍機CV22オスプレイが、自治体(嘉手納町・北谷町・沖縄市)に事前通告がないまま嘉手納基地に4機飛来したことに対して、地元二紙は6月5日、「上空に突然“欠陥機”」と大きな見出しで報道していました。
 CV22オスプレイは、東京・横田基地に配備が予定されている5機(途中で1機は、飛行中にトラブルが発生し鹿児島県・奄美空港に緊急着陸)で、沖縄県内でタッチアンドゴー、対地射撃、夜間飛行訓練などの訓練をするとしています。断じて許すことはできません。
 県民にとって、オスプレイと聞くだけで重大事故を思い起こし、不安にかられます。何しろ2016年12月、名護市安部の海岸に墜落、大破した事故があったばかりですから。普天間基地に2012年秋、海兵隊のオスプレイが24機配備された際には、10万人以上の抗議行動がありました。41の全市町村長が配備撤回を求めて署名をし、安倍政権に「建白書」を突きつけたこともありました。最近ではキャンプハンセンやキャンプシュワブ、北部訓練場(高江)、伊江島で連日訓練を繰り返し、市民の命を脅かしています。伊江島の基地内では、オスプレイが離発着できる駐機場も建設されています。
 会話もままならない猛烈な爆音を発するF22ステルス戦闘機が5月31日、地元自治体の反対の声を無視して、嘉手納基地に14機、暫定配備されました。6月4日には沖縄平和運動センターが主催して、嘉手納基地第1ゲート前で配備反対の緊急集会が開催されました。集会の中で嘉手納爆音訴訟原告団の新川団長は、激しくいなる爆音に対して「米軍による人権軽視を許さない」と怒りをあらわにしています。F22は100デジベル(電車が通る時のガード下)を超える騒音レベルで、これまでに120デジベルを計測したこともあります。こんな戦闘機が住宅街を低空で飛行すれば、生きた心地がしないことは明らかで、殺人的な爆音と言えます。
 こうしたオスプレイやステルス戦闘機などの飛行に対して、米軍はもちろん沖縄防衛局は私たちの要請や抗議を取り合ってくれることはありません。県外では考えられないと思いますが、基地周辺の保育園や学校では、「自衛」のため米軍ヘリが上空を飛行するたびに屋外授業を中断して駆け足で避難する
訓練すら行っています。
 米軍ヘリによる部品落下事故のあった宜野湾市の緑ヶ丘保育園の保護者達は今年の2月、「安全な空」を求める署名を短期間のうちに137000筆余りを集め防衛省に要請行動を行っています。交渉の席で防衛省は、米軍の飛行訓練について飛行制限をする権利はないという主旨の発言をしたと言います。

 国民の命が危険にさらされている現実を直視することなく、戦後73年間も全く変わりがない政府に怒りを覚えます。せめて県民の命を守ることに対して、日本政府は米国に従属しないでもらいたい。ドイツやイタリアのように主権を確立してもらいたい。そのために、日米地位協定を改定して、米軍の言うがままをたちきってもらいたいものです。

沖縄だよりNo.59(PDF)

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