沖縄知事選 玉城デニーさん 勝ったぞ!

2018年10月2日

 台風24号が暴風をともなって、沖縄本島西海岸を北上し、九州・四国・東海・関東・東北、そして北海道へと日本列島を通り抜け、各地に大きな被害を出しました。全国の平和フォーラムのみなさんは大丈夫でしたか?ここ沖縄は今でも(10月2日)約4万戸で停電が続いており、日常生活に打撃を与えています。県内の被害は、サトウキビなどの農産物に数億円の損失が生じるなど、県の経済を直撃していると報じられています。
 沖縄知事選においても、9月30日の投票日を前に、3日攻防戦と言われる非常に重要な9月27~29日に台風が襲い掛かり、29日最終日は丸1日暴風が吹き荒れたため、選挙活動は一切できませんでした。玉城陣営は選挙戦終盤の情勢調査では不利と報道され、台風24号を恨みましたよ。
 安倍政権は玉城を落とすためには何でもやると、ギラギラした選挙戦となりました。政権ナンバー2である菅義偉官房長官は9月だけでも、3度沖縄入りして陣頭指揮をとるわ、若者対策のために小泉進次郎議員が県内各地で演説するわ、女性票の掘り起こしのために東京都知事までが、公務をほったらかしにして入県するわ、公明党は全国から1000~3000人動員して、県内全域に票固めのための戸別訪問をしていました。私の友人の話によると、遠く秋田県からも動員されているとのこと。この公明党の動員資金は一体どこから出ているのでしょうか、突き止めたいものです。
 今回の知事選は、県民対自公政権の闘いとなりました。人的動員もさることながら、名護市内のすべての電柱には、違反ポスター、横断幕、チラシ等が大量にあふれていました。他県の知事選では絶対にありえない戦術が堂々と行われていることに、県外から来ている私にとってはびっくりの一言です。小型バスやワンボックスカーから、明らかに勤務時間中という服装の人たちがゾロゾロ降りてきて期日前投票場に吸い込まれていく様子は、本当に異常ですよ。選挙権の侵害がこうも大っぴらにやられていることに、ただあきれるということではかたずけられません。選挙管理委員会は平然として、何ら取り締まることもなく見過ごしている状態に怒りすら覚えます。
 政権党の幹部が沖縄入りして企業回りをして票の拡大を図っているとの報道がありますが、ただ回っているとは到底信じられません。金の買収行為があるだろうことはわかりきっているが、誰一人として逮捕されることがないのだから不思議なところだよ。選挙管理委員会も警察もしっかりしろ!喝だ!
 相手陣営は「対立から対話」を全面に出して選挙戦を闘っていた。このまやかしの言葉に、辺野古新基地建設を容認し、沖縄振興費の増額を当て込んだみえみえの戦略だと、県民は見破っていた。さすがは沖縄県民だ。その結果が8万票の大差でもって勝利した結果です。
 年間8万回を超える離発着を繰り返す嘉手納基地の危険な状態、世界一危険と言われる普天間基地、核兵器があるかもしれない嘉手納、辺野古弾薬庫など、戦後73年がたった今でも、何ら変わることがなく、県民の命を奪い、生活を脅かしている。対話で解決できるなら、こうした状態が何で何十年も続くのだ!オスプレイの墜落や米軍人による女性へのレイプ事件が発生するたびに、日米地位協定の改訂を沖縄から強く求められても、いまだに何ら変わりがない。自公政権はこれらについて解決してこなかった。その一方で、翁長前知事は沖縄のアイデンティティを取り戻すことを原点においた県運営を行ってきたのだ。
 オスプレイの配備に対して、県民の命を守るために、沖縄を一つにする必要があるとして「建白書」をもって、41市町村長と議会議長が、安倍政権に要請してきた。それでも安倍は米国に従属するばかりで、県民の総意を無視し、今日のまで続く政治姿勢を貫いている。世論調査で、沖縄県民は安倍が一番嫌い、2番目が菅官房長官となっている。
 知事選は国家権力対県民の闘いだったわけだが、県民の尊厳が勝ったのである。
 この勝利は、1550日間(10月3日)続く辺野古ゲート前での闘いの勝利ともいえます。このゲート前が発信した闘いは、世界的に支持を集めています。新基地は必ずストップさせることができる。最後まであきらめずに闘い抜きましょう!

沖縄だよりNo.69(PDF)

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