これでも負担軽減というのか!

2017年7月2日

沖縄も梅雨が明けて連日の猛暑が続いています。座り込んでいるゲート前では仲間たちが機動隊に排除されても負けてはいません。もちろん海上のカヌーチーム・抗議船もK9護岸工事現場や新たに始まったK1付近で海保や軍警の弾圧にひるむことなく猛抗議・抵抗が続けられています。このように防衛省側もK1護岸という新たな段階に入ったよと見せびらかすような工事をしています。
 今号の「沖縄だより」は負担軽減についてその実態を報告します。
 負担軽減疑問その1! 稲田防衛大臣は、6月15日参院外交防衛委員会で「普天間基地の返還の条件について整わない場合は返還がされない」この発言の真意は、現在工事が進行している辺野古基地の滑走路は1800メートルで計画されていることに対して、米軍は全ての軍用機が使用するには、短すぎると政府に設計の変更を求めていることが判明しています。そのため稲田大臣の本音発言になったようです。もしもこのことが日米間の密約になっていたとなれば許しがたいものです。普天間の危険除去のため、普天間を返すから辺野古新基地建設という流れが政府自民党であったはずです。沖縄県民に対して、国民に対して大嘘をついていたことになります。「負担軽減」になるから新基地建設という密約を炙り出すのがこれからです。注目しましょう。

 負担軽減その2! 最新鋭ステルス戦闘機F35B 2機が6月26日初めて嘉手納基地に飛来しました。レーダーに探知されにくいステルス機能を持ち、空対空、空対地、空対艦などの戦闘に使用される戦闘機であるが、何しろ猛烈な騒音が出るアフターバーナー(推力増強装置)を使用しているため屋良地区で100.2デシベルが観測されています。地域住民は、この戦闘機だけは飛来も常駐も断固反対として、政府や米総領事館に飛来を中止するよう求めていました。安倍は6月23日の慰霊の日の挨拶で負担軽減には「できることは何でも行う」と言ったその三日後、この実態です。F35Bはどうやらハリアー攻撃機の後継機で配備が進められているようで住民は負担増になるとして反発しています。

 負担軽減その3! 6月30日は米軍戦闘機がうるま市石川の宮森小学校周辺に墜落した事故から58年となった日です。同校では、宮森の悲劇を風化させぬ決意で遺族や児童らによる追悼慰霊祭がありました。戦闘機の墜落の悲劇と共に降下訓練によって65年6月読谷村親志で米軍の小型トレーラー落下事件により喜名小学校5年生の棚原隆子ちゃんが下敷きになって死亡した事件を思い出します。このような悲劇が過去数度あったにもかかわらず、4月24日嘉手納で降下訓練が、5月10日にはパラシュート降下訓練が夜に強行実施された。こうした訓練は非常に危険であるため猛抗議を行っています。負担軽減を言う安倍政権は、日米地位協定があるから何ら中止を求める行動を起こしていません。                                                                                   

 負担軽減その4! 旧海軍駐機場は、住宅のすぐ脇に設置されていたため戦闘機が慣らし運転などが早朝から行われて猛烈な騒 音と発がん性物質を含む可能性がある「黒色粒子」の発生源となっていたため住宅から遠ざけろという住民の要求に対して、日本政府は珍しく受け入れ、新しい駐機場を約160億円の予算で駐機場を建設したにも拘わらず、米軍は旧駐機場を使い続けています。負担軽減ではなく「負担増」になったと住民は怒り心頭ですが、稲田防衛大臣は今回の使用を例外的として米軍の使用を全面的に認める というのだから「負担軽減」が呆れています。終わりに沖縄の米軍基地は「最前線基地」になっています。沖縄本島 の20%が長い長い有刺鉄線に取り囲まれています。本島の海域・空域は北海道が二つ三つ入る訓練域があり、実弾射爆場、ゲリラ訓練地、弾薬庫あり、戦後75年が過ぎているのにこの様に占領されています。『沖縄は米軍による基地の完全な自由使用が確保されているアジア唯一の基地」(コンパクト辞典)と常々言われています。安倍首相が慰霊の日に負担軽減というのはこのざまです。新基地建設を断念させるのが真の負担軽減になります。共に頑張りましょう! 

沖縄だよりNo.27

沖縄だよりの記事

スケジュール

読み込み中... 読み込み中...