これが県民の民意だ 国は辺野古を断念しろ

2017年10月31日

衆議院選の最終日(10月21日)以降、辺野古の海を壊すな!と「神」が猛抗議していたような台風21号が過ぎ去り、沖縄の北部・名護市は静かな日々が続いています。
 街は静かですが、選挙で敗北した勢力は、「次は名護市長選だ」と意気込み、宣伝カーに「チャレンジ名護」と大きく掲げて活動を始めています。敗因を徹底に分析し、安倍政権と緊密に連絡をとり、指示を受けていると思われます。大量の資金が湯水のごとく流される一方で、表面では沖縄地域振興費の減額をちらつかせ、「辺野古工事はすでに選挙の争点ではない、経済中心だ」と、基地交付金をもらい、あれも、これも作るとの宣伝が続くと思われます。
 今回の沖縄での選挙結果について、地元紙は「オール沖縄」の圧勝であると社説で報じています。まったくその通りであると、選挙を闘ったものとして同感しています。私がかかわった3区は、現実に新基地建設が進行している辺野古を抱えており、選挙の争点が「新基地建設の賛成か、反対か」と明確になっていました。普天間基地の返還は「辺野古移設が唯一の解決策」とする安倍政権にはっきりとNO!を突きつけたことで、県民の民意が改めて示されたのではないでしょうか。
 また2区は普天間基地を抱える選挙区ですが、ここでも「普天間基地は無条件即時返還」、「辺野古新基地建設反対」と主張した候補が圧倒的に勝利し、県都である那覇市の選挙区1区においても圧勝を果たしています。「日本は民主主義の国である」と安倍政権が言うなら、この民意を尊重して辺野古新基地建設は断念すべきです。

 高江で米軍ヘリが不時着炎上
 選挙選2日目(10月11日)に大事件が起こりました。米軍大型ヘリCH53が、あの高江集落の民間地に不時着炎上したのです。暗闇の中に赤々と燃える機体をみて、「村民は大丈夫か」「ほかに飛び火していないか」「近くのダム湖に放水した水が流れ込まないか」と心配と不安が頭をよぎりました。
 その後の報道で、乗員の海兵隊員7名はさっさと別のヘリで姿を消したとのことです。地域住民の安全を確保することもせず、事故機に最後まで立ち会うこともなく、消火作業にかかわることもなく、「消えた」ということで、私たちは怒りがこみ上げてきます。日本側の消防隊が火を消し止めると、海兵隊は規制線を貼りました。そして、県知事であろうが村長であろうが、機動隊も現場から排除して、事故機の残骸と現場の土壌をダンプカー8台で持ち去ったのです。刑事事件でいうところの証拠隠滅を、県警の目の前で堂々と米海兵隊は行ったのです。
 今回のヘリの事故に限らず、昨年12月に名護市沖に墜落したオスプレイなど、度重なる米軍機の事故において、日本側が事故機を捜査することもできません。日米地位協定によって、復帰後700件にも上る米軍の事故にたいして、警察は何ら手出しをすることもできず、指をくわえているばかりなのです。沖縄県警のトップは自らの首をかけて、県民の命を守ることするべきではないか。機動隊を動員して米兵と対峙させ、県警は捜査をやり抜く。こうしたことが実行されれば、県民はこぞって賛同するでしょう。そして、トップの首が飛ぶようなことがあれば、県民は猛抗議し処分者を追及するでしょう。そうした男気のある警察官はいないものかと事故が起こるたびに思ってしまいます。

 辺野古の闘いの近況
 辺野古の座り込みのシンボルといえる島袋文子おばぁー(88歳)のトーカチ祝が9月27日、辺野古のテントで行われました。400人の仲間たちが「文子おばぁーはみんなの太陽、笑顔で勇気がわく」と、祝福しました。
 9月29日には鳩山由紀夫元首相が、「アベ政治を許さない」のボードを持って座り込みに参加。「日本という国がガタガタと崩れていく現場をゲート前で見ることができた。米国の言うがままに動かされる、まさに現在の日本政治の姿だ」(琉球新報9月30日付)とのインタビューが地元紙に掲載されています。
 護岸工事から半年を迎えた10月25日には、4月に引き続いて2回目となる「海上座り込み行動」が、カヌー78艇と抗議船8隻に141人の仲間たちが乗り込み、大々的に行われました。午後からは辺野古の浜でも連帯集会が開かれ、海陸で闘う300人が結集しました。
一方シュワブゲート前では、東村高江のヘリ事故以来中断していた資材搬入が再開され、警察による排除も再び始まっています。
これからも新基地建設阻止に向け「あきらめない」を合言葉に、毎月第一土曜日の大行動、毎週水、木の集中行動、議員や現役の若者が中心の土曜日行動で、多くの座り込み参加者を結集させ、建設をストップさせるため頑張っていきます。
全国のみなさん、選挙戦お疲れさまでした。辺野古で会いましょう!

沖縄だより NO.42

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